デスクやキャビネット、デスクワゴンの引出の取り外し方法、取り付け方法、引出が硬い場合の対処法について写真付きで解説しています。弊社製品の引出には、木製タイプとスチールタイプがありますが、基本的な構造は同じです。


① 引出の取り外し方
引出のボックスの両サイドにはスライドレール金具がついており、それぞれに抜け落ち防止のストッパーがついています。引出を取り外すときは、このストッパーを解除した状態で引き抜きます。

スチールタイプ(ユピタシリーズの3段キャビネット、脇机、引出付きデスク及びワークデスクⅡシリーズの3段ワゴン)はこちらのページでよりわかりやすく解説しています。
手順-1
まず、取り外したい引出を、レール奥のストッパーが見えるところまで引き出します。
上段・中段と最下段では、ストッパーの位置が異なりますが、方法は同じです。
*無理に引き出しますとレールが破損しますのでご注意ください。


手順-2
引出を引き抜くには、左側面のストッパーを左手の指で上げた状態を保ちながら・・・

手順-3
同時に、右側面のストッパーを右手の指で押し下げた状態を保ってください。

手順-4
左側面のストッパーは下げ、右側面のストッパーは上げた状態を保ちながら、引出を抱えるように持ち、そのまま手前へ水平に引き抜いてください。

完了
引出が引き抜けました。取り外し完了です。

② 引出の取り付け方
次に、引出を取り外した状態からデスクワゴンやキャビネットの本体に取り付ける方法です。以下の例は上段引出ですが、中段・下段も同様に行っていただけます。

スチールタイプ(ユピタシリーズの3段キャビネット、脇机、引出付きデスク及びワークデスクⅡシリーズの3段ワゴン)はこちらのページでよりわかりやすく解説しています。
手順-1
上段引出を取り付ける前の状態です。本体内側の左右にレールが見えます。

手順-2
左右のレールについているベアリング金具をスライドさせ、手前に引き寄せてください。

手順-3
取り付ける引出の両側についているレールを、本体内側の左右のレールにそれぞれ合わせてはめ込みます。

手順-4
引出を押し込むと「カチッ」と音がします。

完了
引出がはめ込まれ、引き出したときに抜け落ちなければ取り付け完了です。

③ 引出が硬い場合
引出の滑りが悪い、硬くて取り外しできないという場合は以下の方法をお試しください。
原因
引出がスムーズに動かないのは、寒い時期など気温が低下した際に、ベアリング金具に塗布してあるグリス(潤滑剤)が固くなってしまうことが原因です。

対処法 その1
まずは引出を前後に引いたり押したり、数回動かしてみてください。
これだけでも摩擦によってグリスが柔らかくなり、引出の滑りがよくなる場合があります。


対処法 その2
それでもまだ硬い場合は、引出を一旦取り外し、スライドレールのベアリングを確認します。
取り外し方は先述の「引出の取り外し方法」をご参照ください。

ベアリング金具には図のように上下に凹凸があります。

この凹凸部分に市販の潤滑スプレー(潤滑剤)を注して下さい。
*このとき、液が垂れてレール以外の部分に付着する場合があります。その際は布等で速やかに拭き取ってください

引出を取り付けます。先述の「引出の取り付け」を参照してください。

引出を前後に数回動かし、滑らかに動くようになっていれば完了です。

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