組立家具において使用頻度の高いジョイントシャフト(カムネジ)とカムロックの正しい締結方法を写真で解説します。商品同梱の組立説明書をよくお読みの上、正しく組み立ててください。

パーツの種類と仕組みについて

ジョイントシャフト

ジョイントシャフトのバリエーション
ジョイントシャフトのバリエーション

ジョイントシャフトとは、円筒部に樹脂パーツのついたネジで、一般的に「カムネジ」とも呼ばれます。先端は平らで、部材にあらかじめ開けてある下穴に差し込み、頭部をドライバーで回して固定するようになっています。

カムロック

カムロックのバリエーション
カムロックのバリエーション

カムロックとは、ジョイントシャフトと対で使用する直径1.5cmほどの円柱状のパーツで、あらかじめ部材に埋め込まれています。弊社使用のものには数種類ありますが、いづれにも十字の一箇所に三角等で向きを示す印が入っており、この方向にジョイントシャフトを差し込めるようになっています。

連結の仕組み

ジョイントシャフトとカムロックでの連結の仕組み

パネルに取り付けたジョイントシャフトを、カムロックが埋め込まれたもう1枚のパネルの横穴に差し込みます。2枚のパネルがぴったり直角に接続した状態で、カムロックの十字部分をドライバーで90°〜180°回すと、ジョイントシャフトの頭部と噛み合って固定されます。

ジョイントシャフトとカムロックによるパネルの連結方法

ここでは2枚の板「側板」と「棚板」の連結を例にあげて解説します。

床に置かれている方が側板、垂直の方が棚板です。

手順1: ジョイントシャフトを取り付ける

まず、「側板」の下穴にジョイントシャフトを取り付けます。

はじめは手で回し入れ、これ以上回らないというところまで締め付けてください。

手順2: ジョイントシャフトを締め付ける

手で回し入れた後、プラスドライバーを使用して90°ほど増し締めしてください。

ジョイントシャフトの取り付け例
ジョイントシャフトの取り付けの悪い例
ジョイントシャフトの取り付けの悪い例

手順3: カムロックの向きを確認する

カムロックは、あらかじめ部材に取り付けてあり、この例の場合、「棚板」の裏面に埋め込まれています。

中央の十字の一箇所には方向を示す印がありますので、この印がジョイントシャフトの方(この場合下側)を指していることをご確認ください。

それ以外の方向を指しているとジョイントシャフトが奥まで挿入できず連結ができません。ずれている場合はドライバーを使ってカムロックの向きを調整してください。

カムロックについて

手順4: 2枚のパネルを連結する

すべてのカムロックの向きを合わせたら、「側板」のジョイントシャフトを取り付けた箇所に、「棚板」の横穴をはめ込みます。

「側板」と「棚板」の2枚がぴったりと直角に連結していることを確認してください。

カムロックについて

手順5: カムロックを締め付ける

2枚の板が隙間なく連結した状態で、カムロックの十字部分にプラスドライバーを差し込み、ゆっくりと時計周りに90°〜180°の範囲で回して締め付けます。

カムロックは、90°〜180°(写真の矢印の範囲)で締め付けが効くようになっており、それ以上は回せません。

カムロックについて

カムロックの矢印が真上を向いた時点で回すのを止めてください。無理に回すと破損しますのでご注意ください。

カムロックについて

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