デザイナープロフィール
Leonardo Rossano
イタリア、プーリャ州出身。 フィレンツェ大学建築学部卒。クラウディオ・ナルディ建築設計事務所にて住宅やアパレルブランドの店舗デザインを手掛け、1998年より独立。家具を中心としたプロダクトデザイン及び空間構成、インテリアデザインに従事する。
Leonardo Rossano デザイン商品
Spillo スピッロ 靴べら
さっと手にとれ、使用後もさっと戻せる台座付き、かがまず使えるロングタイプの くつべら。台座と靴べらが一体化した、彫刻のような美しいフォルムはインテリアにこだわる方へのギフトにもぴったり。素材も3種類揃え、お部屋の雰囲気や質感のお好みにあわせてお選びいただけます。
DANTE レセプションテーブル
フラットな脚部がシンプルでスタイリッシュなレセプションテーブル。
TEO ミーティングテーブル
天板の厚みを感じさせないシャープなデザイン。対角についた脚部が個性的なTEOミーティングテーブル。
SPIDER スパイダーテーブル
天板と脚部のジョイントが独特なスパイダーテーブル。光沢のある美しい天板がオフィスに高級感をプラスします。
AMELIA アメリア ハンガー
スタイリッシュな樹脂製ハンガーAMELIA(アメリア)。重厚感のあるデザインですが軽量なのでたくさんかけられます。
デザイナーインタビュー
アール・エフ・ヤマカワ(株)の山川社長(現・会長)が来日中のレオナルド氏にインタビューしました。(2019年1月、東京支社にて)
デザインの世界に入ったきっかけを教えてください。
大学では建築を専攻し卒業後は建築事務所で仕事をしていましたが、人が直接触れるモノをデザインしたいと考えるようになりました。
商品デザインのプロセスについて、簡単にご説明いただけますか?
プロジェクトに臨む際には、まずそのモノの歴史や既存商品をリサーチしラフスケッチを進めます。線を重ねることによってアイデアが湧くこともありますが、意識的にデザインしようと考えているときだけでなく、日常生活や何気ない会話の中からアイデアが生まれることもあります。
スピッロ靴べらはロングセラーの大ヒット商品ですが、ヨーロッパでも靴べらは馴染みのあるモノなのでしょうか?
もちろんヨーロッパでも靴べらは使われていますが、日本のように表立って使われることはありません。そのため靴べらのデザイン依頼を受けたときは、靴べらというモノに重きを置く、その考え方がおもしろいと思いました。
この靴べらは新たな価値観でのデザインとなったと思いますが、どのように発想されたのですか?
テーマが与えられる場合、通常は先述のようにリサーチから入るのですが、この靴べらに関してはすぐにアイデアが浮かびました。金属のようなクールな素材を使ってつくりたいと思っていたので、理想どおり形になって満足しています。
ヒットの理由についてはどのようにお考えですか?
彫刻的な要素があり、人目を引く形状ながらも実用的という点がよかったのかもしれません。
テーブルもデザインしていただいています。これらについてはいかがでしょうか?
最初に商品化されたDANTE(ダンテ)は2005年のデザインです。当時はまだ幅広の脚部のテーブルというのはなかったので新しいものになると思いました。
TEO(テオ)も脚部のデザインに特徴がありますね。
TEOは脚部の取り付け角度(45度)に合わせて天板の角を落とし、脚のラインと繋げて一体化させているという点が特徴的だと思います。また天板のエッジだけ脚部の色に合わせ、表面とは色を変えることで、ごく薄い天板のように見せたいとう狙いがありました。
天板の裏面もすっきりしていて美しいですね。
見えない部分にこだわるのも重要なことです。裏面を見ても構造が見えず、これはどのように作ったのだろう?と人に思わせるようなデザインをしたいと思っています。
今後も楽しみにしています。今日はどうもありがとうございました。
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